雨の日もアウトドアも心配無用です!あなたの生活スタイルに適した防水Androidスマートフォンをお探しですか?
この記事では、様々な状況で安心して使える防水スマートフォンの選び方などをご紹介しています。本記事では特に、次の方に向けて記事を書いています!
・「防水・耐衝撃性が高いスマートフォンを探している」
・「スマートフォンには、あまりお金をかけたくない」
そして、スマートフォン選びで失敗しないために、次の3つの重要ポイントを押さえています。
- スマートフォンの基礎知識
- 防水・耐水スマホの性能とその評価基準
- コストパフォーマンスに優れた、Android防水スマートフォン 5選
この記事を読むことで、上記3点がよく分かります。
オススメの防水スマートフォンは次の5つです。
1 AQUOS-sense(アクオス センス)8
2 OUKITEL (オウキテル) WP35S
3 FOSSiBOT(フォッシボット) F109
4 京セラ TORQUE(トルク) G05
5 Blackview(ブラックビュー )BV5300Pro
記事を読み終える頃には、あなたも自信を持って最適な防水Androidスマートフォンを選べるようになっていると思います。
是非この記事を読んで、あなたのスマートフォンライフをグレードアップしましょう!
スマートフォンとは?初心者向け解説
スマートフォンとは、多機能携帯端末のことです。
具体的には、以下の機能があります。
- インターネットの利用
- 通話
- アプリのインストール
- カメラ撮影
- 動画視聴
- 決済機能
従来の携帯電話とは異なり、タッチスクリーン操作を採用し、パソコンのように多用途に使える点が特徴です。
現在では殆どの人がスマートフォンを持っており、生活必需品となっています。
LINEやSNS・電子決済アプリの普及により、スマートフォンなしでは不便な生活になってしまいますよね。
世界的に見ても、スマートフォンの普及率は年々増加しています。
日本国内でも2023年時点で、スマートフォン普及率は約90%であり(※)、今後も更に増える可能性もあります。
(※出典 「総務省 令和5年度 通信利用動向の結果」に基づく)
スマートフォンの用途は多岐にわたりますが、主に以下のような使い方が一般的です。
- コミュニケーション(LINE、SNS、メール、通話)
- インターネットの閲覧(ニュース、検索)
- 写真・動画撮影(SNS投稿、思い出の保存)
- ゲーム・エンタメ(YouTube、Netflix、ゲームアプリ)
- 電子決済・金融(QR決済、ネットバンキング)
- 仕事・学習(ビジネスアプリ、オンライン学習)
防水・耐水スマホとは?IP規格の基礎知識
防水・耐水スマホとは、水の侵入を防ぐ構造になっており、日常生活での水濡れやアウトドア環境でも安心して使えるスマートフォンです。
防水性能の高さは「IP規格」によって示され、主にIP67やIP68・IP69Kといった数値で表されます。
IP規格とは、電子機器の防水・防塵性能を示す国際的な規格(IEC 60529)です。
IPの後に続く2桁の数字が、それぞれ防塵性能と防水性能を示します。
ちなみに最も高いIPレベルは、「IP69K」です。IP69Kは防水・防塵で非常に高い性能を有しています。
IP68 高い防水+防塵性能
「IP68」は国際防護等級(Ingress Protection)の一つで、特に防塵と防水性能を示します。
「6」は最高レベルの防塵性能を意味し、「8」は長時間水中に沈めても浸水しない防水性能を指します。
具体的には製品によって異なりますが、一般的には水深1.5メートル以上で30分間水没しても内部に水が侵入しない能力を持っています。
IP69K 高温と高圧水流などにも耐えるレベル
「IP69K」も国際防護等級の一つで、特に高圧、高温の水に対する防護力・耐性を保証します。
この規格は、特に厳しい洗浄作業などに耐えるために設計されています。
「9K」は、高圧の水流を使っても機器の内部に水が侵入しないことを意味します。
例えば、約80〜100バールの圧力で水を噴射し、約80℃の熱湯を近距離から噴射しても正常に動作します。
米国防総省の安全基準 Military Standard (MIL-STD-810)
最後に、「MIL-STD-810」と呼ばれる安全規格があります。
これは、米国防総省が定めた軍用機器の環境試験方法を示す基準値です。
具体的には、極端な温度・湿度・振動・衝撃などの環境条件下でも正常に機能するという証明になります。
特にIP68やIP69Kと違う部分は、塩水噴霧試験(salt fog)試験が存在する点です。
塩分濃度が高い霧(きり)を吹きかけても、腐食・故障しないかどうかという試験です。
こうした試験で合格したものがMIL-STD-810規格として、認定されています。
それなので、極めて高い安全性が存在する規格・基準です。
殆どのスマートフォンは、海水に耐えられない
では、「IP68~IP69K・MIL-STDのスマートフォンならば、海水に耐えられるのか?」というと、結論は不可能です。
というのは、IP68・IP69Kなどの耐水試験は、真水(淡水。塩分を含んでいない水)で行われます。
海水は塩分を含んでいる為、淡水よりも腐食性が高いです。それなので、殆どのスマートフォンは海水に耐えられません。
また、MIL-STD-810H「米国防総省 軍用機器の安全規格」についても、
海水に水没・浸漬(しんせき)させた場合の試験というものは、実施されていません。
それなので、海辺でスマートフォンを使用したいのであれば、スマートフォン専用防水ケースを購入する必要があります。
唯一、海水水没に耐えられるスマートフォン
ただし、例外があります。海水に耐えられるスマートフォンは1種類のみですが、存在します。
それが、「京セラ TORQUE トルクシリーズ」です。(2025年3月26日時点)。
TORQUE(トルク)は、京セラ独自の安全試験を行っており、海水への浸漬・水没試験も実施済みです。
耐海水試験内容➡「1.5mの海水に1時間水没させて、正常に動作するか」
この結果、TORQUEは世界初とも言える、「海水に耐えられるスマートフォン」の開発に成功したのです。
その他にもTORQUEは、ハンドソープ(石鹸など)や化学薬品に対する耐久力も大幅に高まっています。
もし海辺でスマートフォンを使うのであれば、対策は次の2つの方法があります。
- 専用の防水ケースを、スマートフォンに装着する
- 京セラのTORQUE(トルク)スマートフォンを購入する
防水・耐水スマホのメリットとデメリット
スマートフォンは、日常生活のあらゆる場面で使用するため、水濡れによる故障リスクが高まります。
防水スマホで得られる利点は大きいと言えます。
ただし、欠点も少なからず存在します。この両方をよく考えて納得ができるのであれば、是非防水スマホを検討されてみて下さい!
メリット1 雨や水没のリスクを軽減できる
- 雨の日の使用でも安心
- お風呂やキッチンでの利用も可能
- 水没事故によるデータ損失リスクが激減する
これは、大きな利点です。
屋内・屋外を問わず、水が原因で故障する危険性は大幅に下がります。
メリット2 川釣りなどでも安心して使用できる
魚釣りが好きな方にとっては、とても大きな利点です。
川釣りなどであれば、それだけスマートフォンが水濡れ・水没してしまう可能性が高くなります。
防水スマートフォンであれば、こうした環境でも故障する危険は大幅に低下します。
水中に何時間も水没させてしまえば危険ですが、殆どの場合は安心です。
ただし、過信は禁物
これらの防水・耐水スマホは、日常生活でのちょっとした水濡れから、アウトドアやスポーツシーンでの使用にも耐えられる設計になっています。
水没などが原因でスマホが故障する危険性は、大幅に下がります。
ただし、防水スマホの中には「水に強い」とされていても、実際には「生活防水」にとどまるものも少なくありません。
たとえば、IPX5やIPX7の等級では「水しぶき程度」や「短時間の水没」に耐えられるだけで、水中での長時間使用には適していません。
また、IP68・IP69レベルであっても、半永久的な完全防水は不可能です。
防水性能を正しく理解し、自分の用途に合ったスマホを選んで下さい。
デメリット 重いものが多い
確かに、防水スマホは安全性が高いと言えます。耐衝撃性能などが存在するのであれば、更に安心できます。
ただし、欠点もあります。それは、重量が重いことが多い点です。
たとえば「IP69K」「MIL-STD」スマートフォンなどは、重量が約250~380gあります。高い防水・防塵性能があるスマートフォンほど、重量が重い傾向が高いです。
通常のスマートフォン(防水・耐衝撃ではないスマホ)の重量は、約180~200g前後です。
・「IP69K」「MIL-STD-810H」防水・耐衝撃スマートフォン➡約300~400g
・「通常のスマートフォン(防水・耐衝撃ではない)」➡約180g~210g
このように、一般的なスマートフォンと比較すると重量は明らかに重いと言えるでしょう。
アイフォンなどと比較すれば、約2倍重たい機種も存在するほどです。
それなので、人によっては「重いスマートフォンを長時間持ち歩くのが苦痛」という方もいらっしゃるかもしれません。
この点は、各人の目的・用途に応じて機種を選ぶ必要があるでしょう。
アンドロイドとアイフォンの違い
Androidスマホとは、Googleが開発する「Android OS」を搭載したスマートフォンの総称です。
一方、iPhoneはApple社が開発する「iOS」を搭載したスマートフォンです。両者には以下のような違いがあります。
比較項目 | Android | iPhone |
カスタマイズ性 | 高い(ウィジェット・ランチャー変更可能) | 低い(基本的に固定UI) |
価格帯 | 幅広い(1万円~20万円) | 高価(10万円以上が主流) |
アプリストア | Google Playストア | アップルストア |
外部ストレージ | microSD対応あり(機種による) | 無し |
充電端子 | USB-C(統一されつつある) | Lightning(iPhone 15以降はUSB-C) |
- 自由度が高く、価格やデザインの選択肢が多い → Androidがおすすめ
- 操作がシンプルで統一感のある体験を求める → iPhoneがおすすめ
どちらを選ぶかは、個人の好みや使い方次第ですが、低価格・カスタマイズ性を重視するならAndroidスマホが優れた選択肢となるでしょう。
基本的にiPhone(アイフォン)は、Androidスマートフォンよりも高額である場合が殆どです。
経済的に余裕が無い方には、iPhoneはオススメしません。
費用対効果(コスパ)の良い防水スマホ5選
上位5選として、ここではオススメのスマートフォンをまとめました。
いずれも高い防水性能があります。
価格については、多くの方が購入しやすいと言える、8万円以下で購入可能な防水スマートフォンを厳選しました。
機種名 | 価格 | 防水レベル | 解像度 | バッテリー容量 |
AQUOS-sense8 | 39,800円 | IP68 | 2432×1080 | 5000mAh |
OUKITEL-WP35S | 29,800円~40,000円 | IP68+IP69K+MIL-STD | 2400×1080 | 11000mAh |
FOSSIBOT-F109 | 39,800円 | IP68+IP69K+MIL-STD | 1600×720 | 10600mAh |
京セラ TORQUE-G05 | 約30,000円~80,000円 | IP68+IP69K+MIL-STD (唯一海水に耐えられるスマートフォン) | 1920×1080 | 4000mAh |
Blackview-BV5300Pro | 19,800円~29,800円 | IP68+IP69K+MIL-STD | 1560×720 | 6580mAh |
ただし海辺で使用するのであれば、防水ケースを装着するかTORQUEを購入して下さい。
前述の通りですが、殆どのスマートフォンは海水に耐えられません。
海水は塩分濃度が非常に高いです。スマートフォンに接触すると、腐食・サビの原因になります。また、海水がスマートフォン内部に入り込むと、発火・感電などの危険性も高まります。
この点は、特に注意して機種選びを行って下さい。
AQUOS アクオス sense8(IP68)
防水・防塵対応でバッテリー持ちが良く、お風呂やキッチンでの使用に最適です。
海辺などで使用しないならば、これでも十分かと思います。
OUKITEL WP35S(IP68&IP69K)
IP68とIP69K・MIL-STDを達成している、高耐久(タフネス)スマートフォンです。
高い防水・防塵があり、3mの高度から落としても正常動作する試験に合格しています。
今回ご紹介している機種の中では、バッテリー容量が最も多いスマートフォンです。
FOSSiBOT F109(IP68&IP69K+MIL-STD)
高い防水・防塵・耐衝撃性能を有する、タフネススマートフォンです。
「MIL-STD」に合格しているので、高温多湿の環境などでも安心できます。
バッテリー容量も10600mAhと、十分に多いのも利点だと思います。
京セラ TORUQUEシリーズ(IP68+IP69K+「MIL-STD-810H」)
「MIL-STD-810H」を達成。更に、京セラ独自の安全基準試験21~28を達成しており、1.5mの海水に1時間水没・浸漬しても壊れません。
頑強さ・安全性では、ほぼ間違いなく最高のスマートフォンです。
ちなみに、京セラ社は2023年に「個人向けスマートフォンの製造中止」を発表しました。トルク(TORQUE)シリーズだけは例外です。
もしかすると今後、個人がTORQUEシリーズを購入できなくなるかもしれません。
なぜ京セラは個人向けスマホ事業から撤退?高耐久スマホ「TORQUE」は今後も継続(出典・・・日経XTEC 2023/07/07)
Blackview BV5300Pro(IP68+IP69K+MIL-STD-810H)
FOSSiBOT・京セラ TORQUE(トルク)とほぼ同じで、「MIL-STD」の試験に合格済みです。
耐海水性などを求めないのであれば、Blackviewも十分優れています。
価格は最も安いので、個人的には非常にオススメのスマートフォンです。
注意点
これらの防水スマートフォンは、屋内と屋外の両方で活躍します。
特にIP68~69Kなどの堅牢・頑強なスマートフォンであれば、大抵の場合は安心です。
ただし注意点もありますので、この点はしっかりと忘れないように覚えておいて下さい。
高温多湿の環境に、長時間放置しない
スマートフォンは、精密機械です。湯気や高温環境に長時間さらされると、内部に結露が発生し、故障の原因になる可能性があります。
基本的には高温または湿度が高い環境に放置しない方が無難です。
もっとも、これはスマートフォンに限りません。
電子機器・精密機械などは、殆どが高温多湿の環境に適していないので、特に注意が必要でしょう。
絶対に安全なスマートフォンは存在しない
「IP69K」や「MIL-STD」などのスマートフォンも、経年・使用環境によっては故障します。
勿論、京セラのTORQUEシリーズも例外ではありません。
水没させた状態で長時間放置すれば、それだけ故障する危険性は高まります。
その他にも、スマートフォンに強い衝撃を与えたりすることも、避けたほうが良いです。
耐衝撃性能を持ったスマートフォンであっても、衝撃により内部の電子機器が損傷・摩耗する可能性も0ではありません。
長く使うために
スマートフォンを長く使うためには、次の2点が大切です。
・高温多湿の環境に放置しない
・強い衝撃を加えないように注意する
その他の注意点は、以下の項目をご覧ください。
- 経年劣化:ゴムパッキンやシールが時間とともに劣化し、防水性能が低下。
- 落下や衝撃:スマホを落とすと、防水シールがずれることがある。
- 高温環境の影響:お風呂場やサウナなどの高温環境に長時間さらされると、防水機能が損なわれる可能性がある。
- 防水テストを定期的に実施:スマホのメーカーが提供する防水テスト機能を活用する。
- 防水ケースを併用する:追加の保護として、防水ケースを利用するとより安心。
- 充電ポートやスピーカー部分を清潔に保つ:水分やホコリが侵入しないように注意する。
防水スマホは非常に便利ですが、扱い方を間違えたり適切なメンテナンスを行わなければ、本来の性能を維持できません。
防水性能は永久ではなく、使用環境や経年劣化によって変化するため、定期的な点検・修理などを行うことが大切です。
防水スマホを長く使うために、正しい知識を持って使用しましょう。
まとめ
今回の記事では、 防水Androidスマートフォン(低価格・費用対効果の高い防水スマホ) について解説しました。
「防水・防塵・耐衝撃スマートフォンは、とても価格が高い」
・・・このように勘違いをされていた方も、多いかもしれません。
しかし、実際はそうではありません。安い物であれば2万円~4万円で、十分良いものを購入できます。
中古ではありますが「京セラ TORQUEシリーズ」も、5万円以下で入手することも可能です(在庫があればですが)。
最後に、重要なポイントを振り返ります。
- 防水スマホは水没リスクを軽減できる
- IP規格を確認し、防水レベルを見極める
- 防水スマホは水回りでも安心して使える(※ただし、過信は禁物!極力水没させない方が無難)
- 海水水没にも耐えられるスマートフォンは、「京セラ TORQUE」シリーズのみ
- Androidスマホはカスタマイズ性が高く、選択肢が豊富
- 防水性能は劣化するため、適切なメンテナンスが必要
- 用途に合ったスマートフォンを選ぶべき
防水スマホは、日常生活やアウトドア、仕事など さまざまなシーンで活躍する便利な端末(機械)です。本記事を参考に、自分にぴったりの一台を見つけてください!